こんにちは!もふちゃんままです。
生牡蠣を食べる時に、あたらないか心配になりますよね。
実際にあたる確率はどのくらいなのでしょうか?
また、あたってしまった時の症状なども気になりますね。
そこで今回は、
牡蠣にあたる確率はどのくらいなのか
牡蠣にあたったときの症状
牡蠣にあたったときの対処法
牡蠣にあたらないためにできること
についてご紹介します。
牡蠣にあたる確率はどのくらい?
・約15個に1個の割合
生牡蠣に当たる確率について、一般的には約15個に1個の割合と言われています。
この理由は、多くの感染原因がノロウイルスであることにあります。
生牡蠣に関連する主な病原体は、腸炎ビブリオ、貝毒、大腸菌、そしてノロウイルスです。
前の3つは細菌ですが、ノロウイルスはウイルスであり、その性質が異なります。
ノロウイルスは人の体内で増殖するため、体調が悪いと簡単に発症しやすくなります。
ノロウイルスは他の細菌と比べて駆除が非常に難しいため、15個に1個の確率でノロウイルスを持った牡蠣に遭遇するといわれています。
この確率は、実際に15個の牡蠣を食べると必ず当たるという意味ではなく、ノロウイルスを持った牡蠣に出会う確率を示しています。
ノロウイルスに感染するかどうかは、その時の体調や免疫力など様々な要因に左右されるため、正確な確率を示すのは難しいです。
特に免疫力が低いお年寄りや乳幼児は感染しやすく、症状が重くなりがちです。
また、妊婦さんも妊娠中は抵抗力が低下しているため、生牡蠣を含むウイルスや細菌に感染しやすい状態です。
ノロウイルス感染が胎児に直接影響することは少ないですが、激しい下痢や腹痛による子宮収縮で流産や早産のリスクが高まる可能性があります。
そのため、お年寄り、乳幼児、妊婦さんは生牡蠣を食べない方が良いでしょう。
牡蠣にあたったときの症状は?
① ノロウイルスによる症状
ノロウイルスに感染すると、高熱(38度前後)、腹痛、激しい嘔吐、下痢、胃の不快感、悪寒などの症状が現れます。
特に幼児や免疫力が低下している人は重症化しやすいです。
症状は通常1~2日間続きます。
潜伏期間:症状は多くの場合、食後1~2日以内に現れますが、遅くとも2日後に発症することがあります。
② 貝毒による症状
貝毒には麻痺性と下痢性の2種類があります。
麻痺性貝毒では、唇や顔面、手足のしびれ、頭痛、めまいが主な症状です。
下痢性貝毒の場合は、下痢、吐き気、嘔吐などが見られます。
これらの症状は一般に3日ほど続きます。
潜伏期間:麻痺性の場合、食後30分ほどでしびれが始まり、重症だと12時間以内に呼吸困難になることもあります。
下痢性の場合は食後30分~4時間以内に症状が現れます。
③ 腸炎ビブリオによる症状
腸炎ビブリオに感染すると、激しい下痢(1日に数回から数十回)、腹痛、血便、吐き気、嘔吐、発熱が見られます。
これらの症状は6~24時間ほどで収まります。
ただし、高齢者では低血圧や心電図異常を引き起こし、致命的な結果になることもあるため、医療機関を受診することが重要です。
潜伏期間:症状は食後12時間ほどで現れ、早い場合は2~3時間で発症することがあります。
④ アレルギーによる症状
牡蠣アレルギーの場合、腹痛や下痢に加えて、蕁麻疹のような発疹が現れることがあります。
重篤なアレルギー反応(アナフィラキシーショック)では、意識障害や呼吸困難などの命に関わる症状が出ることもあります。
アレルギーは毎回症状が出るため、心配があれば医療機関を受診してください。
潜伏期間:症状は食後1~2時間ほどで現れます。
牡蠣にあたる原因や症状は様々ですが、特に体調が悪い時や免疫力が低下している場合は注意が必要です。
感染やアレルギーが疑われる場合は、早めに医療機関で診察を受けることをおすすめします。
牡蠣にあたったときの対処法は?
・こまめに水分補給
・症状が重いときは病院へ
もし牡蠣にあたった場合、残念ながら治療薬はありません。
そのため、原因となる菌やウイルスを体外に排出することが重要です。
下痢や嘔吐は体から原因物質を排出するための自然な反応なので、下痢止めを飲んではいけません。
排出を止めてしまうと逆効果になります。
脱水症状を防ぐために、こまめに水分を摂取することが大切です。
症状が重い場合は無理をせず、医療機関を受診してください。
下痢や嘔吐の処理をする際は、手袋やマスクを着用して二次感染を防ぎましょう。
また、食中毒が発生した場合、調理に使用した食器や包丁、まな板などの調理器具も、塩素系漂白剤を使ってしっかり洗浄・消毒することが重要です。
牡蠣にあたらないためにできることは?
①生食用は避ける
牡蠣には「生食用」と「加熱用」があり、販売時に分けられています。
生食用の牡蠣は、水質検査で細菌数の基準を満たした海域で捕獲されたものです。
一方、加熱用の牡蠣はこの基準を満たさない海域で捕獲されたものです。
しかし、生食用の牡蠣でもノロウイルスが含まれている場合があるため、ノロウイルスの感染を避けたい場合は生食を控えることをおすすめします。
特に加熱用の牡蠣を生で食べるのは避けましょう。
②しっかり加熱して食べる
ウイルスが付着していても、牡蠣の中心部を85℃~90℃で1分30秒以上加熱することで感染リスクを減らせます。
カキフライや牡蠣鍋など、きちんと加熱調理されている料理であれば、感染の可能性が低くなります。
③他の食材の取り扱いにも注意
牡蠣と他の食材を同時に調理する場合は、包丁やまな板を使い分けることが大切です。
生野菜など加熱しない食材は、牡蠣を扱う前に準備しておきましょう。
他の食材が牡蠣に触れた場合、そのまま食べずにきちんと洗ってから使います。
牡蠣を調理した後の調理器具は、洗浄後に熱湯をかけて消毒すると安心です。
④手洗いをきちんと行う
手洗いは衛生面で非常に重要です。
牡蠣を下処理した手で他の食材に触れないようにしましょう。
牡蠣を触った後は必ず手を洗ってから他の食材を扱うようにしてください。
調理用の手袋を使用するのも効果的です。
できることを行って牡蠣にあたらないよう注意したいですね。
まとめ
今回は、牡蠣にあたる確率はどのくらいなのか、牡蠣にあたったときの症状、牡蠣にあたったときの対処法、牡蠣にあたらないためにできることについてご紹介させていただきました!
・牡蠣にあたる確率は約15個に1個の割合
・牡蠣にあたる原因には、ノロウイルス、貝毒、腸炎ビブリオ、アレルギーの4つがある。
・牡蠣にあたったときの対処法は、こまめに水分補給、症状が重いときは病院へ
・牡蠣にあたらないためにできることは①生食用は避ける②しっかり加熱して食べる③他の食材の取り扱いにも注意④手洗いをきちんと行う
生牡蠣にあたるかどうか心配な場合はぜひ参考にしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!!!